1月のお正月テーマ!3歳児と楽しむ絵本選書リスト
1月はお正月をテーマに、3歳の息子と一緒に日本の伝統行事に親しむことを今月のねらいにしました。年末年始の慌ただしい空気の中でも、絵本を開く時間は家族にとっての穏やかなひととき。鏡餅やおせち料理、年賀状といったお正月ならではの文化を、理屈ではなく物語のワクワク感を通して感じ取ってほしくて選びました。まだ難しい概念はわからない時期ですが、絵本の中で描かれる特別な日の期待感を共有したいです。
3歳向け、お正月絵本の選び方
文化が身近になる擬人化ストーリー
お餅やおせち料理がキャラクターとして動く物語を選ぶことで、伝統的な行事食への興味を引き出し、食卓での会話に繋げやすくしました。
探す楽しみがある視覚的な工夫
「○○はどこ?」と絵の中から探し出せる要素がある本を重視しました。これにより、3歳児の集中力を保ちながら、細部まで絵を楽しむことができます。
準備から当日までの流れを体験
お正月を待つドキドキ感や、当日の賑やかさが伝わる構成を意識しました。行事の全体像を、ストーリーを通じて疑似体験できるものを選んでいます。
選んだ5冊とその理由
もうすぐおしょうがつ
読後(途中中断):文章がしっかりある構成に今回は集中力が続きませんでしたが、絵だけで楽しむ段階から、言葉を聞いてイメージする段階へ進む「ステップアップ」の一冊として、彼がふと手に取るタイミングを気長に待ちたいと思います。
年末の買い出しや大掃除、お餅つきなど、お正月を迎える準備を丁寧に描いた一冊です。3歳の弟くんにも、なぜお家を綺麗にするのか、なぜお餅を用意するのかという理由がわかりやすく伝わると思って選びました。
おもちのきもち
読後:逃げ出すお餅の姿に、読み手のお姉ちゃんも聞き手の弟も一緒になって大興奮。お正月のリビングをパッと明るく、温かい空気にしてくれた名作でした。
娘の本としても選書した、こちらの本。鏡餅として飾られるお餅が、食べられることを悟って逃げ出すというユーモア溢れる物語です。お正月の定番アイテムである「お餅」を主役に据えた、少しひねりのあるお話を探して見つけました。かがくいひろしさんの描く、表情豊かなお餅の動きがポイントの1冊です。
おせちいっかのおしょうがつ
読後:現実の家族とおせち一家のユニークな対比もさることながら、おせち一家が船に乗って初詣に行くシーンで息子は大はしゃぎ!しかも、キャラたちの願い事がそのまま「具材の意味」になっていて、楽しみながら知らず知らずのうちに知識も身につく、中身の濃い一冊でした。
重箱の中で出番を待つおせち料理たちが、自分たちの役割を誇らしげに語るユニークなお話です。3歳の弟くんにはまだ難しい「おせちの意味」を、キャラクターを通して親しみやすく伝えたくて選びました。一品一品に個性があり、まるでヒーロー戦隊のように描かれているため、お正月料理に馴染みのない子でも夢中になれる構成です。
おしょうがつバス
読後:タツくんが木に刺さるハプニングや、バスをストローで風船のように膨らませ、こちょこちょで飛ばすシーンで息子は声を上げて大爆笑!難しい理屈抜きで楽しめる、明るいお正月にぴったりの一冊でした。
大人気のバスシリーズのお正月版。鏡餅や獅子舞を乗せて走るバスが、道中で忘れ物を拾ったりしながら進みます。息子が好きな「探し絵」の要素がたっぷり含まれており、細かい描き込みに目を輝かせていました。お正月の縁起物を自然と覚えられる、乗り物好きの息子にぴったりの一冊。テンポの良い展開が飽きさせません。
あけましておめでとう
読後:繰り返されるリズムに乗せて促しているうちに、絵本を読んでいる時一緒になって「おめでとう」と言えるように!普段は自分から発言するタイプではないのですが、無理に教え込むことなく、絵本の中限定で「小さなご挨拶デビュー」を飾らせてくれた嬉しい一冊です。
お正月の挨拶や遊びを、一つひとつ紹介していくような構成の絵本です。お正月特有の言葉遣いやマナーを、堅苦しくなく自然に学んでほしくて選びました。3歳の息子にも理解しやすい短いフレーズが繰り返され、読みながら一緒に「あけましておめでとう」と練習できるのが魅力。絵本の時間が、そのまま生活に活かされる一冊です。
お正月の読み聞かせを振り返って|3歳弟の「視覚」と「リズム」が弾けた瞬間
「理屈」より「インパクト」。直感で楽しんだお正月の景色
物語の背景まで読み解こうとする姉に対し、3歳の弟はまさに「本能」で絵本を選び取った1月でした。
文章が長い本には「今はその気分じゃない!」と正直な拒絶反応を示す一方で、バスが膨らんだり、おせちのみんなが船に乗ったりと、「目で見て面白い(視覚)」展開にはこの上ない食いつきを見せてくれました。
また、普段はシャイな彼が、絵本のリズムに乗せられて「おめでとう」と声を出す姿も。意味を理解するよりも、音の響きや見た目のインパクトで「なんだかお正月って楽しいぞ」と肌で感じ取ってくれた、賑やかな読書時間となりました。
迷ったらこれ!3歳弟の心を一番掴んだ「MVPの一冊」
今月、息子の「笑いのツボ」を一番刺激したのが『おしょうがつバス』でした。
タツくんスピードを出し過ぎて木に刺さるハプニングや、バスが風船のように膨らむビジュアルは、理屈抜きに3歳児を笑顔にする鉄板の強さがありました。「とにかく笑って楽しみたい!」という子供の純粋な欲求を、真正面から満たしてくれた最高のエンターテインメント絵本です。
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