前回の記事『反省編』では、良さそうな教材に手当たり次第に手を出し、結局どれも中途半端になっていた我が家の「知育迷子」ぶりをお話ししました。

【失敗編】DWE・七田式・家庭保育園が全滅。おうち知育の理想を追い求めた私が、3歳の息子に「完敗」して全てを封印するまで 「三つ子の魂百まで」という言葉に踊らされたつもりはなかったのですが、これまで数々の幼児教育教材に課金してきました。しかし、現在の我が家...

部屋の隅で物干し竿と化した室内うんてい。
本棚で眠る高額な英語教材。
そして、親の気まぐれで出されたり引っ込められたりするプリントたち…。

「このままでは、まずい」

そう痛感した私がたどり着いたのは、新しいすごい教材を買うことではありません。
「ポピー」という安価で堅実な教材を「羅針盤」に据え、散らかった手持ちの教材たちを再編成するという作戦でした。

この記事では、迷走していた我が家の取り組みを整理し直し、親子で楽しみながら続けられる「おうち知育」のロードマップ(全体戦略)年少バージョンを公開します。

全体戦略:カリキュラムは「幼児ポピー」にお任せする

「心・体・頭」をバランスよく育てると言っても、素人の親がゼロから計画を立てるのは不可能です。そこで、我が家の4歳児教育の「羅針盤(ベース)」として、幼児ポピー(きいどり)を採用しました。
理由はシンプルで、ポピーが掲げる年少の到達目標が、医学的・発達的見地から見ても「完璧なバランス」で作られているからです。

幼児ポピー(きいどり)が目指す4歳の姿

こころ(対話・情緒)
・季節の行事や自然を理解し、楽しむ。
・ごっこ遊びや読み聞かせで、言葉や物を活発にやりとりする。
・自分の気持ちを「言葉」で伝えられる。

からだ(生活・巧緻性)
・挨拶、トイレ、片付けなどの生活習慣とルールを理解する。
・ハサミやクレヨンを使い、切る・塗る・描くを楽しむ。
・簡単な紙工作や紐通しができるようになる。

あたま(数・言葉)
・ひらがな50音を認識し、言葉の「音」を意識する。
・1~10までの数(順番・多少)を理解する。
・形(丸・三角・四角)や、比較(太い細い・高い低い)を識別し、仲間分けができる。

※公式サイトより要約抜粋

このカリキュラムが非常に優秀なのは、「机上の勉強」だけでなく「生活の営み(心と体)」が半分以上を占めている点です。

我が家では、このポピーの目標を「最低限クリアすべきメインクエスト」として設定。
その上で、ポピーだけでは足りない運動量や、突き抜けたい計算力を「サブ教材」で補強するという、【ポピー中心+一点豪華主義】の布陣で挑みます。

▲このカリキュラムの詳しい情報は、リンク先の「年間で目指せること」のパートに載っています。また、年間ラインナップも教材の写真付きで1年分見られるので気になる方は見てみてください。

【心】親子の対話と、豊かな「言葉の土壌」

「感情の言語化」と「社会性の芽生え」

発達心理学において、4歳頃は他者の気持ちを想像し始める「心の理論」が形成される時期と言われています。集団生活でのトラブルを「手」ではなく「言葉」で解決するために、家庭では「自分の感情を適切な言葉にする語彙力」を育てることが、社会生活の土台となります。

この発達段階を踏まえ、ポピー(きいどり)が掲げる「こころ」の目標に沿って、具体的な我が家の作戦を考えてみました。

① 季節と行事:日常を「旅育」にする

ポピーの目標:
季節の自然にふれたり、行事の意味を理解して楽しんだりできる。

絵本や動画で「知識」として知ってはいても、それだけで終わらせては勿体ない。
我が家が旅育で大切にしている「現地で本物に触れる(原体験)」というポリシーを、日々の学習にも取り入れます。

教材は単なるドリルではなく、週末の行き先を決める「ガイドブック」として活用します。

使用教材ポピー「きいどり」、Z会「ぺあぜっと」
収穫体験(いちご狩り・芋掘りなど)
役割バーチャルじゃない「原体験」作り
作戦「図鑑とリアルの答え合わせ」
教材に出てきた野菜や行事は、面倒くさがらずに実際に体験しに行く。
「本と同じだね!」「土の匂いがするね」という会話が、知識を体験に変える。

② 言葉のやり取り・気持ちの表現:日本語の「再構築」

ポピーの目標:
長めのお話の読み聞かせや、言葉やものを活発にやりとりするごっこあそびを楽しめる。
自分の気持ちを「言葉」で伝えられる。

英語インプットが強い我が家では、日本語よりも英語の方が「強い」状態になりつつあります。例えば、「ママ、手伝って」という日本語は言えないのに、「Mommy, can you help me?」ならスラッと出てくる。本人の中で英語の方が「楽な言語」になってしまっているこのバランスを整えるために、眠っている大量の絵本資産(家庭保育園のセット)を再稼働させます。

また、一度挫折した英語絵本(LIAO130)も、「勉強」ではなく「親子のコミュニケーションツール」として復活させます。

使用教材家庭保育園の絵本(約100冊)や図書館の本など、Z会のおでかけブック
LIAO130(英語絵本)、ポピー
役割日本語文脈・情緒・正しい助詞のインプット
英語本:親子のコミュニケーションツール
作戦「寝る前の10分」を絵本タイムとする

(おまけ)英語動画は質のコントロールを継続

日本語の「根っこ」を太くするために、英語に関しては現状維持を選びます。
ただし、無制限に見せるわけではありません。言葉の質を保つため、コンテンツの「選別」だけは親が徹底します。

使用教材 Youtube(Peppa Pig、Numberblocks等)、DWE
役割良質な「英語耳」の維持
作戦「おもちゃ開封」や「ただ遊ぶだけ」の動画は禁止。ストーリー性のある『Peppa Pig』や、数の概念が学べる『Numberblocks』など、教育番組的なものに限定する。
DWEは「教材」として気負わず、工作イベントやCAPシステムなどで遊ぶための「お楽しみ枠」として使う。

チデ好きの母
チデ好きの母
ハマりにハマっているBlippiはどうしようかなあと悩んでいる所
どんぐり
どんぐり
画面の切り替えが早いと刺激が強すぎて幼児の脳にはよくないって聞くから悩むね

【体】「生活習慣」と、鉛筆を操る「ハードウェア」

「粗大運動(体幹)」から「微細運動(指先)」へ

運動発達には「中心から末端へ」という順序があります。
細かい作業(ソフト)をする前に、まずは体を支える土台(ハード)が完成している必要があります。医学的にも「体幹の安定なくして、精緻な指先のコントロールは不可能」と言われています。

この発達段階(セオリー)を踏まえ、ポピーで「指先」を鍛えつつ、その土台となる「全身」作りまでを含めたトータルな作戦を考えてみました。

① 基礎体力(粗大運動):すべての土台はここにある

ポピーの目標にある「工作」や「生活習慣」をこなすためにも、まずは「姿勢を保つ筋肉(体幹)」が必須です。机に向かう前に、物理的な身体機能を整えたいです。

使用教材室内うんてい(メイン)
公園、市民プール(サブ)
役割体幹強化・握力強化 = 姿勢保持能力
作戦「巨大オブジェ」からの脱却(課題)ただ置いてあるだけでは遊ばないので、「どうすれば楽しくぶら下がれるか?」のアイデア出しと誘導が、親の今後のミッション(現在進行系)

② 生活習慣とルール:親が言わない工夫

ポピーの目標:
あいさつ・トイレ・おかたづけ・お手伝いなど、望ましい生活習慣やあそびのルールを理解し、意欲的に取り組む。

親がガミガミ言うとバトルになりますが、テキストのキャラクター(第三者)を通してなら、子供も素直に聞いてくれます。

使用教材ポピー「きいどり」(生活ページ)
役割生活ルールの「基準」作り
作戦「ポピーの〇〇ちゃんもやってたね」作戦。
挨拶や片付けは、親の命令ではなく「ポピーの世界のルール」として提示し、無駄な衝突を避ける。

③ 切る・塗る・描く・工作:指先のトレーニング

ポピーの目標:
ハサミなどの道具を使えるようになる。
簡単な紙工作や折り紙、ひも通しなどができるようになる。
クレヨンで、描画や色ぬりを楽しめる。

うんていで培った「握力」を、今度は繊細な「指先のコントロール」に変換します。
ここではポピーに加え、英語教材であるDWEを「図工の時間」として活用します。

使用教材DWE(会員専用オンラインイベント)
ポピー「きいどり」(工作・付録)
役割微細運動(指先)の習得
作戦「英語×図工」の一石二鳥。
DWEの先生と一緒に絵を描いたり塗ったりするイベントに参加。「英語を勉強する」のではなく「英語で工作をする」ことで、楽しく指先を鍛える。
ポピーの付録は、仕上がりが汚くても手を出さず、自分の指で試行錯誤させる。

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3. 【頭】「数感覚」と、思考力の「種まき」

「数量感覚の獲得」と「実行機能(抑制力)」

言葉としての数字(いち、に…)だけでなく、パッと見て量がわかる「数感覚(ナンバーセンス)」が育つ重要な時期です。また、脳の前頭前野が発達し、やりたい衝動を抑えてルールに従う「実行機能(抑制機能)」が芽生え始めます。この時期に「決まったルールで切り上げる経験」を積むことが、将来の学習規律に直結します。

この発達段階を踏まえ、ポピー(きいどり)の目標をベースにしつつ、我が家独自の「飛び道具」を組み合わせて考えてみました。

① 1~10の理解:アプリで「量」を直感させる

ポピーの目標:
5までの数をかぞえたり、1~10までの数の順番や数の多少が理解できる。

ペーパー学習だけでは身につきにくい「数の量感」は、デジタル教材(アプリ)の独壇場です。圧倒的な演習量はアプリに丸投げします。

使用教材トドさんすう(アプリ)
役割「数字」と「量」をリンクさせる
作戦1日15分のフリータイム。
「勉強」とは呼ばず、「ゲームの時間」として提供。親は横でクリアした画面を褒める係に徹する。

② 50音・形・比較:「プリント屋さん」でルールを学ぶ

ポピーの目標:
ひらがな五十音を認識できるようになる。
丸・三角・四角など、形を識別できる。
仲間分けができる。

ポピーでもカバーできますが、より体系的に「文字」や「論理(ちえ)」を学ぶために、挫折していた七田式プリントを敗者復活させます。

使用教材七田式プリントA(もじ・ちえ)
役割1. 50音:「書く」よりも「読む・探す」
2. 知恵:形・大小・比較のロジック
3. 習慣:決まった枚数で終わる練習
作戦「プリント屋さんごっこ」システム。
正解することよりも、「座って、鉛筆を持って、3枚やったらおしまい」という一連の動作(学習規律)を体に覚えさせることを最優先する。

2026年に使用する「教材・環境」一覧

新・年少クラスの戦略を支える、我が家のスタメン教材たちです。
「毎月届くペースメーカー(月額・年額)」と「使い倒す環境(買い切り・無料)」に分けて整理しました。

月額・サブスク系(ペースメーカー)
幼児ポピー「きいどり」【メイン】心・体・頭のバランス担当。カリキュラムの羅針盤。
トドさんすう(アプリ)【算数】圧倒的な演習量と食いつきを担当。ゲーム感覚の15分。
DWE(WFクラブ)【英語工作】オンラインイベント等に参加。英語で遊ぶ機会を作る。
追加費用なし(手持ち資産・無料)
Z会「ぺあぜっと」【体験】季節行事や料理などの「原体験」作りを担当。
室内うんてい【体幹】鉛筆を持つための「体幹」と「握力」を作る必須アイテム。
家庭保育園の絵本・LIAO130【読み聞かせ】日本語の情緒と、英語のリズムを楽しむ親子の時間。
七田式プリントA(の残り)【習慣】「プリント屋さんごっこ」で、学習規律(ルール)を身につける。
YouTube(Peppa Pig等)【英語耳】親が厳選した良質コンテンツのみ視聴可とする。
公園・収穫体験【リアル】図鑑の知識を、実体験(泥の感触や匂い)とリンクさせる場。

まとめ:親は「カリキュラム作成」から引退します

こうしてリスト化すると「やることが多い」ように見えるかもしれませんが、実態は逆です。

これまでは、親が「今日は何をさせよう?」「あれもこれも足りないのでは?」と悩み、勝手にカリキュラムを作ろうとして自爆していました。しかしこれからは、「カリキュラムはポピーにお任せ」です。親の役割は「先生」になることではなく、「環境(教材)を用意して、一緒に楽しむ観客になること」。

もし忙しくて手が回らない時も「ポピーさえやっておけば、4歳児の標準ラインはクリアできている」という絶対的な安心感を胸に、新・年少クラスの1年間を楽しめたらと思います!

▼2~3歳向けのポピー1月号を楽しんでいる様子はこちらの記事から読めます

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