2月の行事といえば節分。「鬼は外」と豆をまくのも楽しいけれど、小学4年生ともなると、ただ怖がるだけでは物足りなくなってきます。そこで今月は、あえて「鬼」を主役にした物語や、少し考えさせられる絵本をセレクト。鬼の視点に立ってみたり、ユーモアで笑い飛ばしたり。「鬼=悪いやつ」という固定観念を覆すような、高学年ならではの知的好奇心を刺激する読書タイムを目指しました。

小4向け、2月「節分」絵本の選び方

今月は、思春期の入り口に立ち、感情が複雑になってきた娘が「心から楽しめること」を最優先にしました。

1. 「鬼の視点」で描かれた物語

一方的に退治される存在ではなく、鬼にも事情や感情があることを描いた作品を選びました。物事を多角的に見る力や、他者への共感力を育むきっかけになります。

2. 読後感が明るい「ハッピーエンド」と「和解」

理不尽な結末や悲しいお話が苦手な娘のために、「退治」ではなく「和解」したり、ユーモアで解決したりする作品を重視。海外の絵本も取り入れ、多様な「鬼との付き合い方」を見せます。

3. 教科書や社会に通じる「知的なユーモア」

ただ笑えるだけでなく、国語の教科書に出てくる落語や、現代社会をパロディにした設定など、高学年ならではの「教養」や「皮肉」を楽しめる一冊を織り交ぜました。

選んだ5冊とその理由

泣いた赤おに

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教科書にも載る不朽の名作。教科書で読んだことはありますが、あらすじはうろ覚え。友人関係が複雑になり始める小4の今だからこそ、改めて家でじっくり読み返したかった一冊です。人間と仲良くなりたい赤おにのために、あえて悪役を買って出る青おに。その自己犠牲と切ない友情は、前より深く心に刺さるはずだと考え選びました。

ゼラルダと人喰い鬼


「かわいそうな話はイヤ」という娘のためにラインナップ。人喰い鬼が少女の料理に胃袋を掴まれ、改心して結婚する超ハッピーエンド作品です。日本の鬼とは少し違いますが、怖い存在が幸せな家族に変わる展開は、平和主義な娘に刺さると感じました。

じごくのそうべえ

桂米朝の落語「地獄八景亡者戯」を題材にしたロングセラー。地獄に落ちたそうべえたちが、えんま様や鬼たちを相手に大暴れする痛快なストーリーです。少し怖いイメージのある「地獄」や「鬼」を、笑い飛ばせる強さとユーモアを味わってほしくて選びました。

オニのサラリーマン

地獄勤めの鬼・オニガワラさんが、スーツを着て満員バスで出勤するユーモア絵本。お弁当を持って出かけたり、ストレスを抱えたりする姿は人間そのもの。「鬼」を身近な「おじさん」として描く視点の転換が面白く、親子で気楽に楽しむために選びました。

ふくはうち おにはうち

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「鬼は外」という当たり前の掛け声に、「鬼だって寒い夜は家に入りたいんじゃない?」と問いかける異色作。固定観念を疑い、弱者を受け入れる優しさがテーマです。当たり前を別の角度から見る練習として、高学年の入り口にぴったりだと思い購入しました。

節分の読書を振り返って(※後日追記予定)

実際に娘がどう本を楽しんだのか(黙読だったのか、読んで欲しがったのか)や、今回あえて選んだ「ハッピーエンドの鬼」への反応については、2月末にこちらの記事へ追記する予定です。
思春期の入り口に立つ娘との読書タイムは、親にとっても新しい発見の連続。果たして母の選書は彼女の心に響くのか? それとも「やっぱり子どもっぽい!」と辛口批評が飛び出すのか?(笑)
結果を楽しみに、ぜひまた覗きに来てくださいね。ブックマークして更新をお待ちいただけると励みになります!

男の子が鬼の絵本を読んでいる、節分の読書風景の画像。
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