クリスマスの食卓を彩るシュトーレンを、3歳の息子と小学4年生の娘と作ってみました!

知育や英語教育に関心の高いご家庭では、季節の行事と食を連動させた「食育クッキング」に関心がある方も多いのではないでしょうか。

今回は、年の離れた姉弟がどう役割分担をして、どんな会話をしながら進めたのか、そのときの食育のポイントと合わせてご紹介します。シュトーレン作りは手間がかかる分、達成感もひとしおです。今年の冬の食育のヒントになれば嬉しいです。

チデ好きの母
チデ好きの母
このページで分かること
・3歳&小4に任せた工程と、そのときの声かけ
・忙しい12月でも回る時間配分と片づけの工夫
・おうちクッキングをクリスマス旅育&ディズニー準備につなげるヒント

今回作ったメニューと準備(材料・道具・ざっくり手順)

今回のメニューと、子どもと作りやすいポイント

今回挑戦したのは、ドイツの伝統的な菓子パン、シュトーレンです。ドライフルーツとナッツがたっぷり入ったリッチなパン生地を焼き上げ、仕上げに溶かしバターと粉砂糖でコーティングします。

子どもと作るときの最大のポイントは、発酵や捏ねの工程をホームベーカリー(HB)に任せることです。シュトーレンは油脂分が多いリッチな生地なので、手ごねだとかなり大変。HBで生地のベースをしっかり作っておけば、あとはドライフルーツを混ぜ込んだり、成形したりといった楽しい作業に集中できます。

また、ドライフルーツを混ぜ込んだり、パンチ(ガス抜き)をしたりする工程は、力の強い小学生でも、コネコネするのが好きな幼児でも、それぞれの発達段階に合わせて楽しめました。

材料・道具リスト

主な材料(小型シュトーレン4本分)

材料一覧
材料
小麦粉(中力粉)450g
アーモンドプードル50g
ドライイースト20g
バター200g
卵黄2個
砂糖70g
はちみつ大さじ1
牛乳180cc
レーズン200g
オレンジピール、レモンピールあわせて30g
ラム酒(大人用)、オレンジジュース(子ども用)(漬け込み用)全体量で100cc
スパイス類シナモン、オールスパイス、ナツメグなど
仕上げ用溶かしバター100g
仕上げ用ラム酒(大人用)1/2カップ
仕上げ用グラニュー糖およそ1/2カップ
仕上げ用粉砂糖およそ1/2カップ

主な道具

ホームベーカリー(HB)、計量器、ボウル、ざる、耐熱容器、オーブン、ハケ、天板

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ざっくりした作り方の流れ

前日準備

  • ドライフルーツの油分を熱湯で洗い流す
  • 水気を絞ってからラム酒(大人用)オレンジジュース(子ども用)に一晩漬け込む

当日工程

  • HBでパン生地を捏ねる(一次発酵まで)
  • 生地を休ませる(パンチング/ガス抜き)
  • 漬けたドライフルーツを混ぜ込み、4分割する
  • 成形(楕円に伸ばして縦半分に折り、真ん中に溝をつける)
  • 二次発酵
  • 170℃のオーブンで40〜50分焼成
  • 焼きたてにラム酒(大人用)、溶かしバター、グラニュー糖を順に塗りつける

当日工程

  • 粉砂糖をたっぷりまぶして完成。

3歳と小4の役割分担と、作りながら意識した食育のポイント

年の離れた姉弟が一緒にキッチンに立つとき、「安全」と「達成感」の両立が大切になります。特にシュトーレンは材料が多いので、しっかりと役割分担を意識しました。

3歳に任せた工程と、そのときの声かけ

役割

  • 材料のホームベーカリーへの投入
  • ドライフルーツを生地に混ぜ込んで折りたたむ
  • 焼けたシュトーレンに砂糖をまぶす

声かけで意識したこと

「今のはお姉ちゃんと同じお仕事だね。」というように、まずは「お姉ちゃんと同じことができた」という満足感を言葉にして伝えました。そのうえで、「最後のスタートボタンは、弟くんにお願いしていい?」と、仕上げの部分は息子の力がないと始まらないという特別な役割として伝えました。

シュトーレンHBのスイッチを押すところ

小4に任せた工程と、意識した「任せ方」

役割

  • 前日のドライフルーツのオレンジジュース漬け
  • 材料の計量(粉類・スパイスなど)
  • 作った生地へのドライフルーツの混ぜ込み
  • シュトーレン特有の成形(溝付け)
  • 焼成後の溶かしバターの塗布

意識した「任せ方」

小学4年生の娘には、難易度の高い工程や、正確さ・判断力が求められる工程を任せました。スパイス計量は「この香りがクリスマスの味を決めるんだよ」と役割の重要性を伝え、責任感を持たせました。
また、焼成後の溶かしバターを塗るという手際の良さが求められる作業も任せ、工程の意味(保存性を高める役割)も合わせて説明しました。
前日の仕込みから翌日の粉砂糖のデコレーションまで、時間をまたいで関わることで、「最後まで責任を持ってやり切る」経験になるよう意識しました。

バターを塗っている様子

年の差姉弟で一緒に台所に立つときの工夫

安全管理

熱いオーブンやラム酒の扱いは大人が担当し、子供たちとの作業時間を意識的に分離しました。また、繊細な測る仕事は娘に、HBに入れるだけの単純な役割を息子に与えました。

協調性の促進

「お姉ちゃんが計量してくれたから、弟くんがHBに入れてね」というように、工程をリレー形式にし、お互いの役割が次のステップにつながっていることを実感できるようにしました。わが家の娘は、台所では「弟くんやる?」「こうするんだよ」と世話を焼きつつ、「ここは私がやる!」と自分でやりたい場面も多いタイプです。そこで、親が「ここまではお姉ちゃんの担当、その先は弟くんの番」と順番をはっきり決めて声をかけることで、それぞれの“やりたい気持ち”をくみ取りながら、協力して進められるように意識しました。

一緒に計量している様子

シュトーレン食育クッキングの振り返り|子どもの反応と親の学び

完成したシュトーレン、まるまま

シュトーレン作りの時間配分と段取りで見えた学びと工夫

全行程3日間だからこそ見えた、ディズニー計画につながる小さな学び

シュトーレンは前日のドライフルーツの漬け込みから始まり、発酵時間も長く、焼成後も「焼きたてにバターを塗る」「翌日に粉砂糖をかける」と、全工程が3日間にわたります。このスケジュールを忙しい12月に管理するのは、正直なところ地味に大変でした。年末までに病院へ行っておかなければいけないし、定期検診もあるし、大掃除だって残っています。

でも、この「手間」こそが、子どもにとっても親にとっても教育のチャンスでもありました。スケジュール帳を開き、「この週末ならできそうか」「月曜スタートは難しいか」などと逆算しながら「いつ・何をするか」を組み立てていく私の姿を、娘は意外とよく見ています。ただ待つだけではなく、美味しいゴールに向けて計画的に準備を進めていく経験は、ディズニー旅行の計画を立てるプロセスそのものです。
楽しみのために、手間ひまをかけて準備する」姿勢が、少しでも娘の中に残ってくれたらうれしいなと感じています。

作業を効率化し、子どもと向き合う余裕をつくる工夫

一番助かったのは、こね作業をホームベーカリー(HB)に任せたことです。シュトーレンは油分の多いリッチな生地で、パン生地をこねた経験のない親子にはハードルが高いと感じたため、この工程は最初から機械にお願いしました。そのおかげで当日の作業時間を大幅に短縮でき、失敗のリスクも減らせたと感じています。何より、大人が力仕事に長時間追われずに済んだことで、子どものペースに合わせて任せたり、声をかけたりする余裕を持てたのが大きなメリットでした。

頼れる相棒ホームベーカリーの写真

また、片付けについては、材料を出す段階から「使う道具を最小限にする」ことを意識しました。HBがこねから一次発酵まで進めてくれているあいだに洗い物を済ませるようにしたことで、作業後にシンクと作業台だけが軽く片づけばよい状態になり、キッチン全体の散らかりを最小限に抑えられました。最後に残った片づけは、子供たちにも「どこがきれいになったか」を一緒に確認しながら進められたので、「作る→片づけるまでが1つのクッキング」という感覚を共有しやすかったです。

やってみてびっくり!想定外のハプニング

「HBに任せて効率化!」と意気込んでいましたが、やはり子ども2人とのクッキング。想定外のプチトラブルもしっかり発生しました。

HBが生地に負けた!?まさかの手ごね
シュトーレンの生地は小麦粉だけでも450g、ほかに卵やアーモンドプードル、スパイス類と材料がたっぷり入るため、想像以上に重く硬い仕上がりになります。我が家のホームベーカリーも、最初は軽快に混ぜていましたが、なんだかよく見たら下の方しか混ざっていない!?固い部分が上半分に押しやられ柔らかい部分が下半分になっていたようで、ずっと下だけ混ぜていたよう。また、室温が寒すぎてバターが固かったのか、それも混ぜ切れておらず、結局、生地を取り出して私が手で混ぜ込むことになりました。幸いある程度は形になった状態だったので、1からこねるのに比べたら断然楽でしたが、どうなったらこね終わりなのかわからず焼きあがるまで心配することになりました。「機械任せ」と油断せず、マシンのパワーと生地の硬さは見守ってあげる必要があると痛感しました。

HBが負けたので、手ごねの生地

司令塔の母、痛恨のラム酒塗り忘れ
焼き上がった直後の熱いうちにラム酒を塗るのが鉄則ですが、オーブンから出した瞬間は戦場でした。「熱いから触らないでね!」「天板に近づかない!」と、子どもたちの安全確保に必死になっている間に、すっかりラム酒の工程が頭から抜け落ちてしまいました。もともと先に子供の分をラム酒なしで仕上げる予定だったので、その作業指示を終え、砂糖まみれの息子の手ををなんとか洗って、やっと自分の番だと気が抜けたときにはバターを塗り終わった状態でした。ラム味のお菓子が大好きな私。慌てて「底面」から染み込ませるという力技でリカバリー。結果的に味は美味しくなじみましたが、司令塔(親)のキャパシティオーバーを実感した瞬間でした。

食べてみたときのようすと、3歳・小4のリアクション

完成したシュトーレン

焼き上がりの当日ではなく、一晩寝かせた翌日に粉砂糖をたっぷりまぶしてカットしました。雪が積もったような真っ白なシュトーレンは、それだけでテーブルを華やかにしてくれます。子どもたちは、自分たちが作ったシュトーレンが「日を追うごとに美味しくなる」という熟成のプロセスに、興味を示していました。

3歳の弟くんのひと言
「ぼくつくったの、おいしい!」
実際のこね作業はHBが担当していますが、材料を入れたりボタンを押したりした経験から、本人の中では「これは自分のパン」という感覚が強いようでした。自分が関わったパンをうれしそうに味わっていました。

小4のお姉ちゃんのひと言
「スパイスの匂いがする。なんかママの方とにおいがちがう?明日もっと美味しくなるかな?」
スパイスやラム酒といった“少し大人っぽい風味”に興味を持ちつつ、「時間がたつと味が変わるのか」というところも面白がっている様子でした。

※今回、基本的なレシピの工程は「しっとりバターシュトレン」を参考にさせていただきました。

今回の食育クッキングを、次の暮らしやディズニーにつなげるヒント

シュトーレンはドイツだよ、どこかな?と探している画像

食育(クリスマスの伝統)

シュトーレンが「生まれたばかりのキリストが白いおくるみに包まれている姿」を象徴しているという話を、子どもたちに伝えました。このお話は、粉砂糖をたっぷりまぶす工程と結びつけて話せたので、子どもたちの印象にも残りやすかったように感じます。
あわせて、ドイツのクリスマスの伝統的な過ごし方や、クリスマスマーケットの様子を動画で一緒に見て、「このお菓子がどんな国のクリスマスとつながっているのか」を親子で確かめる時間にしました。

旅育(地理・文化)

シュトーレンの発祥の地とされる「ドレスデン」がドイツのどのあたりにあるのかを、世界地図で一緒に確認しました。お菓子から異国の地理や文化に興味を広げていく体験は、「食べること」と「世界への興味」が自然につながるよいきっかけになりました。
娘は「ドイツって、サンタさんの国?」といった素朴な質問をしながら、クリスマスのルーツにも関心を広げている様子でした。ここから、サンタクロースのお話や他の国のクリスマスの話にも、少しずつ話題を広げていけたらと考えています。

ディズニーへの応用と今回の食育のまとめ

今回作ったシュトーレンは、ドライフルーツやスパイスの配合しだいで、お店や作る人によって味が大きく変わる、個性の出るお菓子だと感じました。わが家では、この「違いを楽しむ」という視点を意識して子どもたちと話をしました。
もしクリスマスシーズンのディズニーリゾートでシュトーレンや似たようなお菓子に出会えたら、「わたしたちが作ったものと、どんなところが違うかな?」と、味や香りを比べてみたいねと話しています。パークでのおやつの時間が、「好き/嫌い」だけでなく、「どんな違いがあるか」に目を向ける小さな観察タイムになればよいなと思っています。

▼今回の食育クッキングから広げた旅育テーマの全体像は、「【12月】3歳&小4のディズニー旅育|「クリスマス」を遊び尽くす予習と家庭学習ログ」で詳しくまとめています。ぜひ合わせてご覧ください。

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